三股町の繁殖部門で8~10キロまで育った子豚を都城の肥育部門へ移し、100~120キロまで肥育して出荷します。肥育舎は全部で16棟あり作業の自動化も進めています。
おいしさや肉質に優れた3品種を掛け合わせた「三元交配豚」を生産し、質の良い豚肉を市場に安定して供給することをモットーとしています。
殖部門では、餌やりやふん尿の掃除、消毒や洗浄作業です。子豚にミルクを上げたり、牙を切ったりする作業もあります。
肥育部門では給餌・給水は自動で行われ、ふん尿処理はスノコ式で自動でかき出される仕組みになっています。豚はとてもデリケートな動物なので、ストレスが溜まらないよう餌や飼育環境に配慮しています。
コロナ禍での入国制限により技能実習生の受入れが大幅に遅れたことで、急遽人手が足りなくなってしまいました。
次の受け入れまでの一時的なことなので、社員を雇用することも出来ず困っていた時に農作業請負のことを知り、依頼をしてみました。たまたまタイミングが良く、不足していた3ヶ月間に来てもらうことが出来ました。
うちは繁殖部門と肥育部門がありますが、農作業請負の方には主に繁殖部門のほうを担当してもらっています。豚舎の消毒や水洗掃除やエサやり、子豚のお世話などです。
生まれてまもない子豚にミルクを飲ませたり、牙を切ったりと細やかな気配りが大切な作業も多いので女性にも向いている仕事だと思います。
昨年の4月から7月の間に、3人の方にのべ116日間働いていただきました。40代~60代で、未経験の方もいました。実はそのうちの1人は就職を希望され、社員として働いてくれています。
養豚業界に興味を抱いて入られる方はいますが、理想と現実は違ったりするので、現場を知るためにも短期就労でいろいろと経験してみるのが良いのではないかと思います。そのうえで養豚が好き、という方がうちを選んでくれると嬉しいですね。
利用した期間 | 2022年4月~7月 | 就労場所 | 三股町、都城市 |
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主な仕事内容 | 豚の繁殖、肥育 | 就労時間 | 8時~17時 |