短期就労

田内昭大さん
福祉業界からきゅうり農家へ転職。みやざきブランドの「ワンタッチきゅうり」を栽培しJAを通して関東や関西へ出荷をしている。
10年前まで障がい者支援学校などの福祉業界に従事していました。32歳の時に農業に魅力を感じ、新規就農にチャレンジしました。1年半の研修後にハウスを1棟を建ててキュウリ農家をスタート。
きゅうりを選んだ理由は、生育が早く、毎日収穫して出荷できるので収入が安定すると思ったからです。みやざきブランドの「ワンタッチきゅうり」を栽培しています。
通常のきゅうりは別容器で収穫してから選別して箱に詰めます。「ワンタッチきゅうり」は収穫しながら箱に詰めるため、きゅうりに触れる回数を1回に抑えることで「表面のイボイボ」が保たれ、新鮮な状態で出荷できるのが特徴です。
1本1本丁寧に箱詰めするため大変気を使いますが、その分、水々しさを保った美味しいきゅうりを出荷できています。
最初は妻や親戚に手伝ってもらっていましたが、5年前にハウスを1棟増やした頃から手が足りなくなり、リクルートの担当者さんに相談してタウンワークとIndeed(インディード)に求人を出したのが始まりです。
求人後すぐに応募があり、現在は10代から50代後半と幅広い年代の方に来てもらっています。7人のうち男性が2人で女性が5人です。忙しくなる春先には12人くらいまで増えます。
長く働いてもらいたいので、勤務時間も自由度を持たせています。7時から9時の間の好きな時間に出勤し、昼で帰ってもいいし、午後まで働いてもいい、というスタイルです。
午前中は収穫作業が中心です。きゅうりは多い時で1日8000本を収穫するため、1人数百本から1000本を担当します。皆さん慣れていてとても上手に収穫してくれています。
きゅうりのハウスは28~30度の高温なうえに湿度も高いので、暑さに慣れないと体調を崩される方もいます。無理をさせないよう休憩をこまめに取ってもらうなど気をつけています。
収穫が終わったら帰ってもいいですし、午後勤務される方には葉の摘み取りや片付けなどをしてもらっています。
きゅうり栽培は1年中休みがなく、私自身は早朝や夜もヘッドライトをつけてツルを下ろしたり、脇芽取りをしたり、成長を促進するための二酸化炭素ガスの注入やボイラーの管理など、質の良いきゅうりを育てるための全体管理に気を抜けない日々です。
アルバイトの皆さんが毎日の収穫やお手入れ作業を担ってくれることで安定した出荷ができるので本当に助かっています。
これからもアルバイトさんの力を活用して、美味しい「ワンタッチきゅうり」を全国の皆さんにお届けしていきたいと思っています。
利用した媒体 | タウンワーク、indeed | 就労場所 | 宮崎県佐土原町 |
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主な仕事内容 | きゅうりの収穫、葉摘み、ハウスの片付け等 | 就労時間 | 平日、土日祝、7時~16時のうちの数時間 |